7月1日、既に梅雨明けとなっていたこの日も朝から暑かった。東京駅のホームで新幹線を待つ間も汗が出た。試験会場は宮城学院女子大学。実質10分も掛からない試験のためだけに、生まれて初めて仙台まで行くのだ。
仙台に着くと、バスの出発時刻まで1時間半程あったので、駅ビルの中に大戸屋を見つけ、大戸屋ランチを食べる。見慣れた店舗とは違って、綺麗でお洒落な内装だ。きっとまだ新しいのだろう。
大学の最寄りのバス停に着くまで30分位掛かった。道路の反対側に大学が見えたが横断歩道が無く、地下道を使って行くことになっていた。集合時刻は12時50分であったが、バスの時刻の都合で受付をしたのが12時40分頃となった。
待合室は準1級受験者・2級受験者と共通で、数十人くらいいただろうか。
面接カードは、同じ物が2枚重なっており、別々に記入するようになっていたが、切り離してはいけないため、2枚目には記入しにくかった。それにしても、携帯電話を専用の紐付きビニール袋に入れて首からぶら下げながら面接を受けるなんて一体誰が考えたのだろうか?第三者から見たら、きっと間抜けな風景である。
受付順に二人ずつ呼ばれ、面接室の入り口付近に移動し待機するという方式だった。呼ばれたのは、13時50分位だったと思う。
面接官は二人。一人は割と高齢の日本人女性、もう一人はやや高齢で長髪の白人男性であり、質問はほとんどこの男性からであった。
また、横にタイムキーパーが付いた。
トピックカードは手渡されるものだと思っていたが、緑色のそれは既に着席した席の机の上に裏返しになって置かれていた。
挨拶の後、促されて自己紹介を終えると、趣味の一つとして挙げた映画鑑賞について聞かれた。「どんな映画が好きか?」
「最も好きなのはハリウッドのアクション映画で、シルベスター・スタローンやトム・クルーズが好きだ。」と答えると、「ランボーを観たことがあるか?」と聞かれた。
「全部観た。」と言うと、「私も全部観たが、最初の作品と最後の作品が良かった。」と先方が答えた。
ここで、いよいよトピックカードに移る。
裏返して5つのトピックを眺めると、これだとすぐに決められる題目が見当たらず迷ったが、4番目の「移民が経済的に重要なものとなるか?」(正確ではないが大体このような内容)を選んだ。
だが、話す内容についてきちんとした流れを組み立てる時間さえもなく、無情に1分が経過し、スピーチをし始めなければならなくなった。
取り敢えず、「この意見に賛成する。なぜなら・・・」というように話し始めた。続けて、「日本は高齢化社会なので労働人口が少なく、税収の少なさが政府の資金不足となるが、移民が労働することによって補われる。」などと話した。
時間としては、2分弱位で終わったのだが、内容は充実したものとはならなかった。
続いて、「移民によって問題は起きないか?」と聞かれたので、「文化や歴史的背景の違いが日本人と移民との意見の違いを引き起こし、争いにつながる。なので、職場では仕事以外のことについても日本人が彼らを教育すべきである。」と答えた。
さらに「移民がどんな問題を起こすか?」などと聞かれたので、公共の場所での具体例を挙げた。というところで終了。
男性面接官の国籍は不明だが、アメリカ英語ではあったように思う。訛りもなく、質問を聞き返さなくて済んで良かった。
質問に対しては、間を置かずに答え始めることが出来たが、途中で何回か詰まってしまった。
全体としては、善戦はしたが、合格点には達せずという感じである。
WEB上で結果が判明するのは、明日の13時。奇跡は起こるだろうか?
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