2017年度第2回国連英検1次試験を終えて

10月29日、2017年度第2回国連英検A級1次試験が行われた。対策として行ったのは、指定図書「わかりやすい国連の活動と世界」の第1章〜第5章の読み返し、所有している過去問題集から問題Ⅰのみについての整理、「英検1級 英作文問題完全制覇」のChapter 2までの読み返しである。これのChapter 3の問題を解いたり、過去問題集のⅠ以外の問題もやるべきであったが、そこまで手が回らなかった。

試験が始まると、問題Ⅰは全て過去問の使い回しだったのでスイスイと回答することが出来、ここで点数と時間を稼いだ。が、そこからはやはり簡単ではなかった。前から順に解いていったのだが、問題Ⅵを解き終わった辺りで残り時間を確認すると、最後の問題Ⅸ(エッセイ)にかける時間がほとんど取れないことに気が付いた。もちろん、ゆっくり解いていったつもりはなかったが、結果的に時間が掛かり過ぎていたのだ。
やむなく、残りの読解問題ではそれまでのように本文全文を読むのをやめ、部分読みをしていくように切り替えた。そしてエッセイのために何とか20分を確保した。今回はあまりきちんとした形式は取らず、内容自体に重点を置いた。それでも対策不十分のため、この残り時間では多くは書けなかった。
三度目の受験であり、今度こそという気持ちで臨んだのであったが、スッキリとした気分で終えることは出来なかった。

数日後、恐る恐るWEB上での正解と自分の回答を照らし合わせてみると、エッセイは除いて80点中61点。前回より6点上がっていてホッとしたが、もし全体的な難易度が同じだとすると、合格点は68点ということになる。つまり、エッセイで7点取れていればギリギリ合格ということだ。
これはとても微妙。前回のエッセイは7点であったが、今回それと同じか、それ以上の点数が取れるか全く分からない。それに、合格ラインが上がる可能性もある。通知が送られてくるまで実にモヤモヤとした気分で過ごさなければならなかった。

そんなことに関わりなく、いよいよ国連英検事務局から例の封筒が届いた。が、いつもより明らかに膨らんで見える。おお、これは合格ではないか?!
封筒を開けると、果たしてその通りであった。合格点はここ3回の内では最低の65点ということで、全体的にはやや難しめだったようだ。
エッセイは、前回を上回りこれまで最高の10点。それでもたったの半分の点数であるが、2->7->10と上昇したのは嬉しい。
合格は嬉しいが、でも、この次には2次試験が待っている。英検1級であれば2次試験用の市販の参考書を手に取ることが出来るが、国連英検のものはない。
英検1級1次試験には不合格となったが、その2次試験用の対策を行うことで、少しは国連英検A級2次試験の対策にもなると思ってやることにした。
が、さすがにこれだけでは心もとないので、試験直前には国連に関係のある題材をCNNから一つ選び、プリントアウトして音読を繰り返した。
面接官とのやり取りの中で、何とかこのテーマに引きずり込んでしまおうという作戦である。

ところが、試験当日、早朝(と言うよりは深夜と言った方が正しいのだが)、会社から緊急の電話が掛かってきて、その対応に追われた。そして、終わったのが午前11時過ぎ。それから家を出ても、試験会場には間に合わない。うう。
自信は無かったが、上手くいかなかったとしても経験として次回につなげたいと思っていたのに受けることも阻まれてしまった。まあ、人生たまにはこんなこともある。
仕方がないので、次回はきちんと準備して突破を狙いたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です